介護食おせちの簡単レシピ!材料や各おかずの作り方を徹底解説!

今回は、介護食おせちの簡単レシピ、材料や各おかずの作り方を解説していきます。

 

お正月といえば、家族で食べるおせち料理ですが、食材によっては噛む力が弱かったり、飲み込む力が弱く介護が必要な方やシニアの方にとって、少し食べづらいものであるだけではなく、塩分や糖分が多かったり、添加物が含まれていたり、身体に負担がかかるものもあります。

 

そこで役立つものが、介護が必要な方の食べやすさだけではなく、栄養面も考えられて作られた介護食おせちです。

 

そんな介護食おせちの簡単レシピ、材料や各おかずの作り方はいったいどんなものがあるのでしょうか?

 

ということで今回は、介護食おせちの簡単レシピ、材料や各おかずの作り方を徹底解説していきます。

介護食のおせち料理とは?

介護食のおせちとは、噛む力や飲み込む力が弱い、介護が必要な方、シニアの方を対象としたやわらかく作られたおせちです。

 

通常のおせちのように、華やかな見た目を再現しながらも、歯ぐきや舌でつぶせるようになっており、摂食、嚥下の機能が低下した方のも安心して召し上がっていただけるものになっています。

 

最近では百貨店やスーパーだけではなく、ネット通販、宅配食メーカーでも買うことができるようになっており、宅配で家まで届けてくれるというサービスも実施しています。

介護食おせちの簡単レシピ

ソフトなお餅風団子入りお雑煮

介護食 おせち レシピ

 

材料(2人分)
  • 大根 少量(15g)
  • 金時にんじん 少量(10g)
  • ソフト木綿 1/6丁(50g)
  • しいたけ 2個(30g)
  • あさつき 少量(1g)
  • ゆずの皮 少量
  • お出汁 200ml
  • 薄口しょうゆ 小さじ1/3杯(2杯)
  • 塩 少々
  • 白玉粉 20g
  • 上新粉 5g

 

作り方
  1. ボウルにくずした豆腐と白玉粉、上新粉を混ぜ合わせてなじませ、なじんだら形を丸く整え、持ち団子を作ります。(団子には水を加えず、豆腐の水分のみで作ります)
  2. その後①を熱湯で茹で、5分程度で浮いてくるので、すくいだします。
  3. 出し汁に、調味料(塩、薄口しょうゆ)を加えて味を調えます。
    さらに1ml程度に薄く切って模ったにんじん、大根、切り目を入れたしいたけを温めます。
  4. お椀に盛りつけて、ゆず皮、あさつきを添えます。(あさつきがない場合は三つ葉でもよいです。)

 

出典:https://live-plus-do.com/recipe/ソフトなお餅風団子入りお雑煮/

パッククッキングで黒豆煮

介護食 おせち レシピ

 

材料(2人分)
  • 黒豆 100g
  • 水 200ml
  • 砂糖 50g
  • 塩 小さじ1
  • 濃い口しょうゆ 小さじ1

 

作り方
  1. 黒豆はさっと洗って、ボールに入れて、豆の2倍くらいの水に8時間漬け置きします。
  2. ポリ袋に戻し汁と黒豆、砂糖、塩、しょうゆを入れて、水中で空気を抜きポリ袋をねじってから上の方で結びます。
  3. 深鍋に7分目くらいの水を入れて、②を入れて火にかけ沸騰直前の火加減で2時間半くらい加熱します。
    ねべの蓋は少しずらして置きます。
  4. フライ返しなどで袋ごと取り出し、粗熱が取れたら完成です。

 

出典:https://cookpad.com/recipe/4866076

のしとり(鶏の松風焼)

介護食 おせち レシピ

 

材料(1人分)
  • 鶏ひき肉(二度引き) 250g
  • すりおろしたやまいも 100g
  • 鶏卵 1個
  • 米麹みそ(淡色辛みそ) 25g
  • 薄力粉 小さじ1
  • 三温糖 大さじ1
  • 本みりん おおさじ1
  • 濃い口しょうゆ 大さじ1
  • しょうが汁 少々
  • 練りごま 小さじ1(お好みで)
  • けしの実(乾燥)(お好みで)

 

作り方
  1. 全ての材料を粘り気が出るまで混ぜます。
  2. 直径20cmの丸皿に入れて平らに伸ばし、お好みでけしの実をふりかけます。
  3. 蒸気の立つ程度の火加減で20分以上蒸します。
  4. 仕上げにタレ(濃い口しょうゆ 大さじ2 料理酒 大さじ3 三温糖 大さじ2 お好みで山椒を少々入れてレンジで1分程加熱する)をかければ出来上がりです。

 

出典:http://www.haseko-senior.co.jp/topics/press-detail.html?contents_id=LFqHxMtEqYQ1&r_year=2008

紅白なます

 

材料(1人分)
  • 大根(5cm千切り) 25g
  • にんじん(あれば金時にんじん 5g) 3g
  • 塩 0.15g
  • ゆずの皮 1g

★つゆ
・かつおだし 0.2g
・水 3g
・酢 5g
・砂糖 3g
・塩 0.2g

 

作り方
  1. ボールに大根、にんじんを入れて、塩を入れてしんなりとさせ、水気をきります。
  2. 別のボールでつゆを作り、そこに①を合えて、しばらく置いて味をなじませます。
  3. 器に②を盛って、ゆずの皮を添えて出来上がりです。

 

出典:https://www.ajinomoto.co.jp/foodservice/recipepro/detail.aspx?recipe=29585

豚肉と野菜のよろ昆布巻き

おせち 介護食

 

材料(4本分)
  • 早煮こんぶ 長さ15~16cm4枚
  • 豚ロース(薄切り) 150g(8枚)
  • にんじん 50g(1/3本)
  • インゲン 30g(4本)

★だし汁
・昆布の戻し汁 150ml
・酒 大さじ2
・みりん 大さじ1
・砂糖 大さじ1/2
・醤油 大さじ1

 

作り方
  1. 早煮こんぶに水1カップを注いで10分置きます。(つけ汁はだしとして使用)
  2. にんじんは長さを昆布に合わせて切り、1cm角のスティック状に切ったものを4本用意します。インゲンは筋を抜いて、半分の長さに切ります。
  3. 昆布の水気を拭いて、茶こしを通して片栗粉を軽く振り、豚肉(薄切り)を2枚ずつ広げて乗せ、にんじんとインゲンを巻き、爪楊枝で2か所を止めます。
  4. 鍋にだし汁と③を入れて火にかけ、沸騰したら時々煮汁をかけながら弱火にして30分煮込みます。
  5. 食べやすい長さに切り分けて、さらに盛り、完成です。

 

出典:https://www.fujicco.co.jp/recipe/detail_718.html

とろろ昆布の生春巻き

おせち 介護食

 

材料(4本分)
  • 純とろろ 適量
  • ライスペーパー 4枚
  • きゅうり 1/2本
  • 貝割れ菜 1/2パック
  • パプリカ 1/4個
  • えび 4尾

 

作り方
  1. きゅうりは千切りにして、パプリカは薄く切り、貝割れ菜は半分の長さに切ります。えびは殻と背ワタを抜いて、茹でておきます。
  2. ライスペーパーを1枚ずつ水でもどして、①をのせて巻き、最後に純とろろをのせて一巻きします。
  3. お好みのタレを添えればできあがりです。

 

出典:https://www.fujicco.co.jp/recipe/detail_841.html

ぶりの中華風照り焼き

 

材料(1人分)
  • ぶり(切り身) 60g
  • ねぎ(3cmぶつ切り) 10g
  • ピーマン(一口大) 15g

★合わせ調味料1
・しょうがの薄切り 2g
・にんにくの薄切り 1g
・サラダ油 1g

★合わせ調味料2
・しょうゆ 5g
・豆板醤 1g
・老酒(or酒) 2.5g
・鶏ガラスープ 0.25g
・水 45ml
・ごま油 0.8g

 

作り方
  1. フライパンに合わせ調味料1を入れて熱し、ぶり両面を焼き、ネギ、ピーマンを加えて焼きます。
  2. ①に合わせ調味料2を加えて煮立てて、ごま油を加えたら全体に絡めたら出来上がりです。

 

出典:https://www.ajinomoto.co.jp/foodservice/recipepro/detail.aspx?recipe=29586

介護食おせちレシピのポイントと与える時の注意点

介護食おせちを作る際のポイント

繊維質が多い食べ物に気を付ける

噛み応えのある昆布や繊維質が多い根菜や豆類は、噛む力が弱く、飲み込む力が弱い方々にとって、咀嚼がしにくく、飲み込みにくい食材です。

小さく刻んだり、圧力鍋で通常よりも柔らかくすると食べやすくなります。

酸味を抑える

酸味の強い、なますや数の子や酢ごぼうなどは酸味が強く、嚥下力が弱ってしまっている方が食べると誤嚥性肺炎の原因になってしまいます。

酸味を控えめにするなど工夫が必要です。

塩分量や糖分に気を付ける

おせち料理自体、正月の長期保存の食べ物として作られているため、塩分量や糖分量の多い食べ物がたくさんあります。

塩分量や糖分量を控えめなものを作る、選ぶことも必要ですが、食べる量も控えめにすることが必要です。

おせちを与える時の注意点

やわらかく、飲み込みやすいものを与える

そもそも食べにくいものが多いおせちは、噛む力や飲み込む力が弱い介護が必要な方やシニアの方にとって咀嚼できなかったり、飲み込めず、誤嚥性肺炎の原因になりやすいです。

 

そのため、そういった方々でも安心して食べていただけるようにやわらかいもの、飲み込みやすいものを選びます。

数回、数日に分けて与える

おせちは意外と高カロリーであるため、お皿に全てのおかずを少しずつ盛り合わせるだけでも900kcal近くなる場合もあり、すぐにカロリーオーバーになってしまいます。

 

そういったことを避けるためにも、1度で全部食べようとはせずに、数回や数日間に分けて与えるようにします。

介護食おせちの簡単レシピ!材料や各おかずの作り方!感想・まとめ

今回は、介護食おせちの簡単レシピ、材料や各おかずの作り方をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

 

お正月にみんなで囲んで食べるおせちですが、介護が必要な方、シニアの方も安心して食べられるように参考にしてみてください。