今回は、介護食の補助金活用法と申請方法を解説します。
宅配介護食サービスを利用する際に補助金を受け取ることができれば、経済的な負担もずい分軽くなります。
そんな介護食の補助金ですが、実際にはどうやって申請し、どれくらいの金額を受け取ることができるのでしょうか?
ということで今回は、介護食の補助金活用法と申請方法をご紹介したいと思います。
介護食で補助金を受けられる?
介護食で補助金を受けられる市町村があります。
これは各市町村が独自に設立したもので、「生活援助型配食サービス」や「高齢者自立支援配食サービス」と呼ばれています。
生活援助型配食サービスは、在宅の要介護者の方へ向けて、一週間で最大7回まで配食サービスを受けることができるサービスです。
宅配弁当代は利用者の負担となりますが、配送にかかる送料の負担を20円~60円程度で押さえることができる市町村もあります。
また、お弁当の宅配時に安否確認も実施しています。
高齢者自立支援食サービスは、要支援認定を受けた在宅の高齢者、もしくは介護保険の基本チェックリストにより、介護予防・生活支援サービス事業対象者と認定された、65歳以上の在宅の方が利用できるサービスです。
基本的なサービス内容は「生活援助型配食サービス」と同じですが、対象者の条件が異なりますので詳しくは各市町村へお問い合わせください。
どちらもサービス内容は基本的に同じで、対象者は、65歳以上であることや単身で生活をしていること、要支援もしくは要介護認定を受けていることなどを満たしている高齢者です。
利用できる条件が少し違うので詳しくはお住いの市町村へ問い合わせてください。
介護食の補助金の支援方法
具体的な支援の方法は主に以下の3点です。
- 介護食で助成金を受け取れる
- 介護食の送料のみが無料になる
- 助成金は受け取れないが民間の宅配弁当サービスの紹介をしてくれる
たとえば宅配弁当の送料が支援の対象になっている地域の場合、相場として20円~40円ほどで宅配弁当を配送してくれる市町村があります。
注意点としては、地域により支援内容が大きく違うこと、支援自体を設置していない地域もあることです。
しかし、うまく利用すれば経済的にも負担が軽くなるので、ぜひお住いの市町村に問い合わせてみてください。
介護食の補助金の利用・申請方法
介護食の助成金の申請方法は、お住まいの地域の市役所へ問い合わせてください。
取り扱っている担当課は「障害高齢課」の場合が多く、こちらで申請書を取り寄せ、記入し、提出するのが一般的な流れです。
各地域の支援センターやケアマネージャーを通して申請できる地域もあります。
介護食の補助金支援サービスの探し方
介護食の補助金支援サービスは、ケアマネージャーを通して紹介してもらうか、各市町村の市役所担当課へ問い合わせます。
市役所なら直接「障害高齢課」に問い合わせるか、総合案内に相談してください。
確認するポイントは以下の通りです。
- 利用する人が補助金を受ける条件を満たしているか
- 不備なく補助金の申請をするための書類は何か
- 申請書の書き方
補助金の額や内容は自治体によって大きな差があります。ご家族や介護ヘルパーなどに付き添ってもらって問い合わせることをお勧めします。
介護食で補助金支援のまとめ・感想
今回は、介護食の補助金活用法と申請方法を解説しました。介護食の助成金は市町村によって大きく内容が違います。まずは詳しく問い合わせ、正しい情報を収集するのが大切です。
ご高齢者自ら市役所へ赴いたり、電話で複雑な申請方法を問い合わせたりするのは困難な場合もあるので、周りの信頼できる人へ相談するのが良いでしょう。
ご高齢者が介護食で補助金を受けるためのサポートが充実しているかどうかも、介護サービスを選ぶときのポイントになりそうですね。気になる方はぜひ問い合わせてみてください。