重湯(介護食)のレシピと調整方法!作り方のポイントや注意点を解説!【高齢者向け】

今回は重湯(介護食)のレシピと調整方法を紹介します。

 

重湯は病人食や離乳食などに用いられてきており、介護食として使われています。

 

そんな、重湯とはどういったもので、飽きずに食べる方法、作る時の注意は?

 

ということで今回は、重湯とはどういったもので、作り方や注意点など解説していきます。

重湯(介護食)とは?

重湯とはお粥の上澄みを指し、とろみがあり消化が良いため、離乳食や介護食によく使われます。

重湯 介護食

お米に対して、約10倍の水を使ってお粥を作ります。

そのお粥をガーゼや漉し器を使って米粒を取り除き、少量の塩で味付けしたものです。

 

ちなみにお粥は使用する水の量によって分類されており、水の量が多くなるほど重湯がたくさん出来ます。

全粥(米の5倍量の水で炊く)⇒全粥10:重湯0
七分粥(米の7倍量の水で炊く)⇒全粥7:重湯3
五分粥(米の10倍量の水で炊く)⇒全粥5:重湯5
三分粥(米の20倍量の水で炊く)⇒全粥3:重湯7

 

重湯(介護食)のレシピ

重湯(介護食)

重湯 介護食

 

材料(1人分)
  • 米:大さじ3
  • 水:450ml(2+1/4カップ)
  • 塩:少々(小さじ1/2)

 

作り方
  1. 米を軽くもみ込むように研ぎ、水を数回入れ替えて、水気を切ります。
  2. 鍋に洗った米と分量の水を入れて、火にかけます。
  3. 沸騰してきたら弱火にして、しゃもじで鍋底を丁寧に混ぜます。
  4. フタを少しずらして置き、30分ほど煮込みます。
  5. 時間になったら、フタをとり塩で味付けします。
  6. 熱いうちにガーゼで漉して、食べやすい温度まで冷やしたら完成です。

 

出典:https://www.sirogohan.com/recipe/omoyu/

玄米重湯

重湯 介護食

 

材料(1人分)
  • 玄米:0.5合
    水:500cc(2.5カップ)
    塩:少々(小さじ1/2)

 

作り方
  1. 炊けた玄米と水を鍋に入れて、火にかけます。
  2. 沸騰したら、まず強火で5分煮て、その後弱火で30分煮ます。
  3. 塩で味付けしたら、完成です。

 

出典URL:https://cookpad.com/recipe/4945558

切り餅重湯

重湯 介護食

 

材料(1人分)
  • 切り餅:1個
  • 米:大さじ3
  • 水:500ml(2.5カップ)
  • 小豆(水煮):5.6粒
  • 塩;少々(小さじ1/2)

 

作り方
  1. 米を軽くもみ込むように研ぎ、水を数回入れ替えて、水気を切ります。
  2. 鍋に洗った米と分量の水を入れて、火にかけます。
  3. 沸騰してきたら弱火にして、しゃもじで鍋底を丁寧に混ぜます。
  4. 切り餅と小豆を上に置き、フタを少しずらしておき、30分ほど煮込みます。
  5. 時間になったら、フタをとり塩で味付けしたら完成です。

 

出典:https://www.sirogohan.com/recipe/omoyu/
出典:https://cookpad.com/recipe/5323205

重湯(介護食)の調整方法

重湯の量はお米の量を加減することで調整することが出来ます。

炊飯器に書かれている「おかゆ」の水位線に本来入れるお米の量より少なく入れます。

 

例えば、5分がゆを1合作りたい場合ですが、1合の半分の0.5合お米を入れて、水の量はそのまま1合の水位線に合わせて入れます。

このようにお米の量を減らすことで、重湯を増やすことはできます。

 

しかし、とろみも少なくなりますので、5分がゆまでにしておくのがオススメです。

重湯(介護食)の作り方のポイントと注意点

お粥が焦げないように

火が強すぎるか、水が少ないかで重湯が焦げることがあるので、焦げないように水を足して焦がさないようにしましょう。

 

また、逆に水が多すぎて吹きこぼれることがあり、重湯が流れてしますので水加減は大事です。

とろみがなくなりサラサラになる

食べていると重湯が唾液と反応してサラサラにならないように、小皿に分けて食べるか、ゼリー化できる固形化補助食品を使ってゼリー状にしましょう。

 

重湯はでんぷん質であるためスプーンなどに残った唾液と反応し、消化されてしまう影響でサラサラになってしまいます。

そのため、予めとろみを残すためにゼリー化できる固形化補助食品を使ってゼリー状にするのも一つの手です。

熱いうちにこす

粥は冷めてしまうと粘りが強くなってこしにくくなるので、熱いうちにこして重湯を作りましょう

また冷めてくると、米が重湯を吸ってしまうために硬くなってきます。

重湯(介護食)のレシピまとめ・感想

今回は重湯(介護食)のレシピと調整方法を紹介しました。

とろみがあって、介護食にはもちろん、離乳食にも使えますよね。

重湯自体はほとんどが水分で、あまり栄養が含まれていません。

そのため、ほかの具材を混ぜることで、栄養も補うことが出来ます。

 

これを機に重湯を作ってみませんか。

こすときは熱いのでヤケドに注意です。